これ、佐藤さんたちは、障害者を殺してしまった妄想性障害者のことを、ひどいやつだと思っているわけだ。これ、ここに書くわけにはいかないけど、兄貴の「うちでなら、どれだけでかい音でヘビメタを鳴らしてもいい」という思いこみと、「お金がかかる障害者を殺して(お金を節約するのはいいことだ)」という思いこみにはそんなに違いがない。どれだけ、他の人が説得したって、(本人のなかの)その思いこみをくつがえすことができなければ、そう考えているやつは、そういうふうに行動する。矛盾している部分は無視する。「お金がかかる障害者を殺して(お金を節約するのはいいことだ)」は、本人も生活保護をもらっていたことがあるのだから、ある程度矛盾しているのだけど、その矛盾は無視していた。
気違い兄貴も自分の矛盾を無視して、ヘビメタ騒音をできる限り長く、できる限りででかい音で鳴らして、俺を自殺に追い込んでいた。これ、本当にだれだって、死にたくなる。世間の人は、実は、ヘビメタ騒音がどれだけでかい音か知らないし、そういうでかい音がずっと鳴っていれば、自殺したくなるということも、経験としてわかってない。世間の人は、知らないから『ヘビメタが鳴っているから用意ができないなんていうのはおかしい』『ヘビメタが鳴っているから遅刻してしまうなんていうのはおかしい』『ヘビメタが鳴っているから勉強ができないなんていいわけだ』と思うわけだよ。どんだけ地獄か。
気違い兄貴は、俺が世間からそう言われるということはまったく気にしてなかったけど、気違い兄貴の頑固な行動によってそういう状態ができあがる。他の人が信じることができないような意地で、気違いヘビメタを鳴らす。他の人が信じることができないようなでかい音で、ヘビメタを鳴らし続ける。親父の行為のように、兄貴の行為も、他の人は信じない。『どれだけ鳴っていると言ったって、たいした音で鳴ってないのだろう』とか思ってしまうわけだ。それから、本当に、ヘビメタ騒音の影響がわからない。だから、ヘビメタ騒音が鳴っているから遅刻してしまうなんていうのはあまい』と言ったりする。『ヘビメタ騒音が一五年間鳴っていたから、一定の時間に起きれなくなった。だから、通勤して働くことができないなんていうのは、あまえだ。ちゃんと通勤できるようにして働かなきゃだめだろ』と平気で言ったりする。頭にくる。おまえら、本当にヘビメタ騒音を経験してないじゃないか。一年間毎日ヘビメタ騒音が鳴っていたら、一年と一日目にどういう気持ちになるかわかってないじゃないか。二年間毎日ヘビメタ騒音が鳴っていたら、二年と一日目に、からだがどんな状態になるかわかってないじゃないか。本当に頭にくる。